健康科学速報

ヘルスケア分野の科学技術の海外ニュースを伝えます。

タグ:腸内細菌

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腸内細菌によって産生される代謝物が、中枢神経の免疫細胞であるマイクログリアによる損傷を抑制することで、脳での炎症を軽減することが報告された。研究者らは、この腸と脳の関係が新しい治療法につながるかもしれないと考えている。

「これらの発見は、腸が中枢神経に与える影響をはっきりと理解させてくれます。プレイヤーが判明したことで、我々は新しい治療法の開発を始めることができます」とBrigham and Women's HospitalのFransisco Quintana博士は、報道発表の中で述べた。

この研究は、Nature誌に発表された。

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つい20年前には、多発性硬化症の治療法はほとんど開発されていなかった。しかし今、研究は勢いづいて新たな発見や治療法の候補が次々と現れている。多発性硬化症の治療法はどれくらい進歩してきたのか、見ていこう。


多発性硬化症(Multiple Sclerosis, MS)は、脳や脊髄での障害を引き起こしうる病気だ。世界中で210万人が影響を受けていると推定されている。

MSの発症メカニズムは完全には分かっていないが、多くの研究者が髄鞘への自己免疫疾患であると考えている。髄鞘(ミエリン鞘)とは、神経細胞を取り巻いている保護組織で、脳や脊髄から体の他の部位への信号伝達を促進している。

この病気は長期にわたって神経活動を低下させ、神経を永続的に損傷させていく。症状は、損傷された部位や損傷の程度によってまちまちである。

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動物実験により、腸内細菌が多発性硬化症を引き起こす可能性が示唆された。多発性硬化症の遺伝的リスクを持つ人々において、若い頃の腸内のバクテリアの変化が、多発性硬化症を発症する引き金となったり、その症状の進行を早めたりするかもしれない。


新たな研究によって、腸内のバクテリアの変化と多発性硬化症(Multiple Screlosis, MS)のリスク遺伝子が協調して病気を引き起こすメカニズムがPNAS誌に報告された。また、MS研究のためのユニークなモデルマウスの開発も合わせて発表された。


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塩分の過剰摂取が高血圧を引き起こすことは良く知られているが、新たな研究によって、腸内細菌がこれを防ぐ可能性があることが報告された。


ドイツとアメリカの共同研究チームは、ある種の健康に良い腸内細菌(プロバイオティクス)が食塩を多く含む食事にどのように影響するかを研究し、プロバイオティクスに高血圧を防ぐ効果があることをNature誌で発表した。


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