健康科学速報

ヘルスケア分野の科学技術の海外ニュースを伝えます。

タグ:ホルモン

neck_1


慢性疲労症候群(Chronic fatigue syndrome)の原因は未だ謎に包まれている。新たな研究が、この病気と甲状腺ホルモンの低下との関係を明らかにした。

アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によれば、アメリカ合衆国では836,000人から250万人が慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎としても知られる)を患っている。

慢性疲労症候群は、非常に強い疲労感が特徴で、痛み、めまい、集中力の欠如を伴うこともある。

この疾患はしばしば生活の質の大幅な低下につながるにも関わらず、多くの人は公式な診断を受けることができず、病気の原因が不明なこともあって必ずしも適切な治療を受けることもできない。

そのため、この症状を特徴づける生物学的なメカニズムの解明に向けて研究が進められている。

最近、オランダとスペインの共同研究グループがこの病気に関する新たな説を発表した。

続きを読む

stressful woman_1
オーフス大学の研究チームは、主に女性が発症する原因不明のてんかん様発作psychogenic non-epileptic sezures (PNES)の原因は、神経に作用するホルモンの減少である可能性があることをStress誌に発表した。

デンマークでは、約2000人もの患者(その多くは女性)がてんかんの痙攣に似た発作であるPNESに苦しめられている。この痙攣は、これまで単に精神的な理由で引き起こされると考えられてきており、身体的な原因は不明で、有効な予防法や治療法は存在しなかった。

オーフス大学の研究チームは、PNES患者ではNeuropeptide Y (NPY)と呼ばれるホルモンが減少していることを突き止めた。NPYは、ストレスへの耐性に関連するホルモンとして知られている。PNES患者は、性的、精神的、身体的な様々な虐待を受けていることや、低い生活の質にさらされていることが多いことも報告された。

続きを読む

↑このページのトップヘ