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タグ:オクレリズマブ

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オクレリズマブ(Ocrelizumab)は、インターフェロンβ‐1aよりも多発性硬化症(MS)の再発を防ぐのに有効であることが、二つの第三相臨床試験の分析により明らかになった。

この比較は、疾患の活動の兆候がない期間であるNEDA(No evidence of disease activity)を作り出し、維持する作用について行われた。医薬品としては、Genentech社のOcrevus(オクレリズマブ)とSerono社のRebif(インターフェロンβ‐1a)が用いられた。

この論文は、Multiple Sclerosis Journal - Experimental, Translational and Clinical誌に掲載された。

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つい20年前には、多発性硬化症の治療法はほとんど開発されていなかった。しかし今、研究は勢いづいて新たな発見や治療法の候補が次々と現れている。多発性硬化症の治療法はどれくらい進歩してきたのか、見ていこう。


多発性硬化症(Multiple Sclerosis, MS)は、脳や脊髄での障害を引き起こしうる病気だ。世界中で210万人が影響を受けていると推定されている。

MSの発症メカニズムは完全には分かっていないが、多くの研究者が髄鞘への自己免疫疾患であると考えている。髄鞘(ミエリン鞘)とは、神経細胞を取り巻いている保護組織で、脳や脊髄から体の他の部位への信号伝達を促進している。

この病気は長期にわたって神経活動を低下させ、神経を永続的に損傷させていく。症状は、損傷された部位や損傷の程度によってまちまちである。

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