健康科学速報

ヘルスケア分野の科学技術の海外ニュースを伝えます。

タグ:アルツハイマー病

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イブプロフェンは頭痛や腰痛を和らげるための一般的な痛み止め薬だが、この薬を日常的に服用することで、アルツハイマー病を防止できる可能性が新たに報告された。

カナダAurin Biotech社のCEOであるPatrick McGeer博士に率いられた研究によって、イブプロフェンがアルツハイマー病関連ペプチドによる炎症を抑えることが発表された。

この論文は、Journal of Alzheimer's Disease誌に最近掲載された。

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最近の研究によれば、カレーの香辛料であるターメリックに含まれる成分を食べることで、気分と記憶力を改善することができるかもしれない。


ターメリックには、様々な健康効果があることが知られている。例えば、すい臓がんの治療を助ける効果、心筋梗塞あるいはアルツハイマー病に対する効果などが示唆されている。

ターメリックに豊富に含まれる成分であるクルクミンが、これらの健康効果をもたらすと考えられている。クルクミンは、抗酸化物質として活性酸素の除去に役立つとともに、強力な抗炎症作用も持っている。

これらの効果に加えて、最近発表されたある研究によれば、クルクミンは脳に対する健康効果を持っていることが明らかになった。

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多くの研究が、アルツハイマー病を防止する上でのAPOE遺伝子の重要性を指摘し始めているが、実際に生きた動物でその効果を実証した例は少ない。新たな研究はAPOE遺伝子に対抗する分子を用い、生きたマウスでアルツハイマー病による脳の損傷が半減することを示した。


APOE遺伝子は、アポリポプロテインEというタンパク質をコードする遺伝子で、アルツハイマー病のリスク上昇に関わることが知られている。

実際に、この遺伝子のE4変異体は、最も一般的なアルツハイマー病のリスクファクターで、患者の半数でこの遺伝子が発現している。

また、これまでの研究によって、この変異体を2コピー持つ場合はアルツハイマー病の発症リスクが12倍に上昇することが知られている。

新たな研究の中で、Washington University School of MedicineのHoltzman博士らの研究チームは、APOE遺伝子の発現を抑えるアンチセンスオリゴヌクレオチドと呼ばれる化合物を用いた。

そして、この化合物によってAPOEタンパク質の発現を抑制すると、マウスの脳のダメージが半減すると言う結果をNeuron誌に報告した。

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イギリスとスイスの共同研究チームは、ウイルス粒子と破傷風エピトープを用いた新たなワクチンを開発し、モデル動物実験で新ワクチンが乾癬、猫アレルギー、およびアルツハイマー病予防に有効であることを示した。この成果は、Nature Vaccines誌に発表された。

ワクチンは、病気の原因となっている病原体などの抗原を体内に入れることで、免疫系による抗体の産生を促し、感染症などに対する免疫を獲得する方法だ。同様のメカニズムを利用し、様々な病気の原因となっているタンパク質などの抗原に対する抗体を体内に産生させることで、感染症以外の病気の治療に応用できる。ワクチンは、直接抗体を入れるのに比べて、継続的な効果が期待できる点やコストが低い点などの利点がある。

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