2020 5月 20 13:34:16 ポテトのたんぱく質は筋肉を発達させる カテゴリ: ダイエット 運動 ジャガイモのたんぱく質を摂取すると、筋肉のたんぱく質産生が促進されるという研究結果が報告されました。この研究によれば、ジャガイモに含まれる高品質のたんぱく質が筋肉量を維持するのを助けるということです。ジャガイモは通常、炭水化物とみなされがちですが、健康に良くや地球環境にやさしいたんぱく質源としても重要かもしれません。
2019 9月 7 11:26:52 トレーニング後のプロテインは筋肉の回復に効果なし カテゴリ: 健康食品 ダイエット 最近の研究によって、トレーニング後にプロテイン飲料を飲んでも、筋肉の痛みを軽減したり、回復を促進する効果は大して得られないという結果が報告されました。糖分の豊富な飲み物と比べて、違いは見られなかったそうです。ウェイトトレーニングをすると、筋肉が破壊されて痛みを感じたり、一時的な筋力の低下が起こります。破壊された筋肉を回復させるための要素として、たんぱく質と糖分が重要であると考えられています。タンパク質は、筋肉を作り直すための材料となり、糖質はエネルギー源となります。トレーニング後には、プロテインや糖質の豊富な飲料が良く飲まれます。これは、長期的には筋肉を大きくし、短期的には痛みの軽減と筋肉の回復を目的としています。一般的に、プロテインの原料には、乳清や牛乳が用いられます。以前の研究によれば、プロテイン飲料は、運動後の筋肉の機能の回復を助けることが報告されています。ただし、乳清と牛乳由来のプロテインの効果を比較した研究はなかったそうです。そこで今回、この二種類のプロテインの効果について比較した研究結果が発表されました。 タグ :筋力トレーニングプロテイン
2018 9月 28 06:00:42 断食によって血管年齢が若く保たれる カテゴリ: ダイエット 生活習慣病 断食によって血管の老化が遅くなるという新しい研究が発表されました。この発見はがん、心臓病、認知症などの加齢に伴う色々な病気の予防に役立つかもしれません。超高齢化社会を迎える日本では、若さを保つことは健康に過ごす上でますます重要になってきています。ジョージア州立大学のMing-Hui Zou博士らの研究チームは、カロリー摂取を制限することで、血管の老化を遅らせる分子が分泌されることを報告しました。この研究はMolecular Cell誌に掲載されました。 タグ :断食ケトンβブチレート血管老化Oct4ラミンB1カロリー制限
2018 9月 20 00:33:25 【ダイエットの科学】糖を食べて痩せる?マンノースが腸内細菌に与える影響 カテゴリ: ダイエット 健康食品 マンノースという糖には、ダイエット効果があるかもしれません。マンノースは代謝の改善と腸内細菌への影響によって、体重を減らす効果があることが動物実験から証明されました。この糖を摂ることで肥満を防ぐことができるかもしれません。腸内細菌と我々の体重増加には、関連があると考えられています。皮下脂肪の蓄積には、腸内細菌が重要な役割を果たしています。ある研究によれば、この体重をコントロールする過程には遺伝子よりも食事内容の影響が大きいそうです。最近発表された新しい研究では、マンノースと呼ばれる糖が腸内細菌と体重増加に与える影響がマウスを使って調べられました。マンノースの化学構造 タグ :糖質ダイエットマンノース血糖値インスリン感受性体重管理肝臓脂肪
2018 7月 30 06:00:36 【多発性硬化症】短期間の断食が症状に与える効果 カテゴリ: 多発性硬化症 ダイエット 多発性硬化症の症状を管理するための食事療法として、短期間の断食が有効な可能性が報告された。多発性硬化症(MS)では、免疫系が誤って神経細胞を攻撃し、ミエリン鞘を傷つけることによって、神経細胞による信号の伝達が妨害される。これにより、筋肉の弱化、疲労、バランス障害、慢性的な痛みなどの様々な症状が生じる。これまでに、MSに対する根本的な治療法は開発されておらず、治療としてはもっぱら症状の管理に重点が置かれている。一部の研究によって、食事療法がMS症状の管理に有効な可能性が示されているが、いまだに証拠は十分とは言えず、研究段階にとどまっている。そこで、ワシントン大学の研究グループは、食事療法の一種として、断続的な短期間の断食が与える効果について、症状の管理に役立つかどうか研究を行った。短期間の断食の効果について、MSのモデル動物を使った実験によって期待できる結果が得られたことから、Piccio博士らの研究チームは人間の患者を対象にした初期試験を行い、良好な結果が得られるかどうかを検証した。これらの研究成果は、Cell Metabolism誌に発表された。 タグ :多発性硬化症断食炎症臨床試験動物実験食生活T細胞腸内細菌
2018 7月 11 07:00:48 肥満を改善する生活習慣10選 カテゴリ: ダイエット 健康食品 健康を保つためには、食事や運動に気を付けることは欠かせません。ただし、ダイエットする時には正しい方法で行うことが大事です。巷にはダイエット効果を謳ったサプリメントや食事法が数多くありますが、その多くは科学的根拠を持っていません。誤った方法によってダイエットを行っては、健康を害する危険すらあります。ダイエットをするときは、科学的な根拠に基づく方法で健康的に体重を減らしましょう。特に体重を減らす目的であれば、運動よりも食事内容に気を付けることが効果的だということが知られています。実際に、ある研究によれば、運動だけでは体重を減らす効果は小さいようです。運動以外の科学的に実証されたダイエット方法には、摂取カロリーの記録、断続的な断食、そして、炭水化物を減らすことなどがあります。今回は、そんな科学的な根拠を持つ10の生活習慣とダイエット方法をご紹介します。 目次 1.短期間の断食を繰り返す 2.食事などの記録を付ける 3.食事内容を意識する 4.朝食にたんぱく質を食べる 5.砂糖や炭水化物を減らす 6.食物繊維を多く摂る 7.腸内細菌を整える 8.夜はよく眠る 9.ストレスを減らす 10.ビタミンDを摂取する タグ :ダイエット断食運動食事制限食物繊維腸内細菌プロバイオティクスプレバイオティクス睡眠ストレス
2018 6月 21 06:00:39 ジャンクフードを我慢できない理由は、脳の進化にあった カテゴリ: 生活習慣病 ダイエット スナック菓子などのジャンクフードは体に悪い。でも、分かっていても、ついつい食べてしまう。どうしてジャンクフードを我慢することは、こんなに難しいのだろうか?ポテトチップス、ドーナッツ、クラッカー、フライドポテトなどのジャンクフードは、脂肪と炭水化物を多く含んでいるが、それ以外の栄養素に乏しく、これを食べすぎるとただ脂肪を蓄積する結果になる。もしジャンクフードを食べ続ければ、我々の体は徐々にメタボリックシンドロームに陥り、肥満、糖尿病、あるいはがんなどのリスクを高めることになるだろう。これらは何も新しい情報ではなく、我々はジャンクフードを食べることの結末をよく知っている。しかし、ジャンクフードを食べずに我慢することは難しいのもまた事実だ。健康に悪いと知りながら、それでもなおジャンクフードを食べ続ける人が多くいるのはどうしてだろうか? タグ :プロセスドフードジャンクフード報酬系脳MRIダイエット生活習慣病脂質糖質炭水化物
2018 5月 23 06:00:22 【ダイエット方法の科学】ビタミンDでお腹周りの脂肪が消える?ビタミンDと皮下脂肪の関係 カテゴリ: ダイエット 健康食品 新たな研究により、お腹の脂肪が多い人やお腹周りのサイズが大きな人は、ビタミンDレベルが低い確率が高いことが明らかになった。ビタミンDは、日光を浴びた時に我々の肌で作られ、体の中で多くの役割を果たしている。例えば、最近の研究によりビタミンDが心不全、糖尿病、がんなどの病気から体を守る可能性が報告され、一方でビタミンDの欠損は抜け毛との関連が報告されている。ビタミンDは昔から骨の健康との関係が知られてきたが、呼吸器の感染や自己免疫疾患との関係も指摘されている。 タグ :ダイエットビタミンD皮下脂肪内臓脂肪肝臓脂肪観察研究