健康科学速報

ヘルスケア分野の科学技術の海外ニュースを伝えます。

カテゴリ: 機能性成分

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過敏性腸症候群に悩む人たちは、ビタミンDのサプリメントを摂ることで症状を軽減できるかもしれない。これは、European Journal of Clinical Nutrition誌に最近発表された論文で明らかにされた。


過敏性腸症候群は、大腸に影響する病気で、腹部の痛み、下痢、膨満感、便秘などの症状が含まれる。米国では12%の人が過敏性腸症候群にかかっていると推定され、女性では男性の約二倍の頻度で発症する。

過敏性腸症候群の正確な原因はわかっていないが、ある種の食べ物や日常的なストレスが病気の引き金になることが知られている。

過敏性腸症候群の治療法は、食事や生活スタイルを変えることや、ロペラミドや下剤などの医薬品が異常な腸の動きを軽減するために使われる。

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最近の研究によれば、カレーの香辛料であるターメリックに含まれる成分を食べることで、気分と記憶力を改善することができるかもしれない。


ターメリックには、様々な健康効果があることが知られている。例えば、すい臓がんの治療を助ける効果、心筋梗塞あるいはアルツハイマー病に対する効果などが示唆されている。

ターメリックに豊富に含まれる成分であるクルクミンが、これらの健康効果をもたらすと考えられている。クルクミンは、抗酸化物質として活性酸素の除去に役立つとともに、強力な抗炎症作用も持っている。

これらの効果に加えて、最近発表されたある研究によれば、クルクミンは脳に対する健康効果を持っていることが明らかになった。

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妊娠中あるいは妊娠前のサプリメント服用が自閉症のリスクを減らすかどうかは、いまだに議論が続いているテーマだ。最近のこのテーマに関する大規模調査が、また新しい知見をもたらした。


自閉症スペクトラム(Autistic spectrum disorders)は、米国では68人に一人の子供に影響を与えており、その割合は最近増加の傾向にある。

それにも関わらず、自閉症スペクトラムの原因やリスクファクターはいまだに謎の部分が多い。

長年の間、いくつかの研究によって母親の栄養状態と子供の認知機能の間の関連が調べられてきたが、現在のところはっきりとした結論は得られていない。しかしながら、一部の科学者は、母親の栄養状態が自閉症スペクトラムの謎を解く鍵になるのではないかと考えている。

例として、過去の研究には母親のビタミンD不足と子の自閉症スペクトラムの関連性について示唆するものがある。また、妊娠のごく初期に起こる胎児の神経管の異常は、葉酸のサプリメントによって防げることが知られている。

これらの理由から、妊婦はマルチビタミンと葉酸のサプリメントを服用することが標準とされている。

マルチビタミンと葉酸のサプリメントと自閉症スペクトラムの関連性については、これまでに結論が得られていないが、最近JAMA誌に掲載された論文が新たな知見を示した。

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新たな研究により、一般的な抗酸化剤が多発性硬化症の進行を遅らせる可能性が発見された。 


予備研究により、研究者らは高投与量のα‐リポ酸(lipoic acid)を二年間毎日服用することで、進行型多発性硬化症による脳の萎縮が、プラセボ群に比べて軽減されることを発見した。

研究を率いたのはOregon Health & Science University School of MedicineのRebecca Spain博士で、論文はNeuroimmunology & Neuroinflammation誌に掲載された。

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フィンランドの女性を対象に行われた大規模調査によって、 ビタミンD不足が多発性硬化症の発症リスクを高めることが示唆された。ビタミンDは、この病気の発症を予測するための有用なマーカーになるだろう。一方で、ビタミンD不足を解消することで、発症リスクを下げられるかもしれない。


多発性硬化症(Multiple Sclerosis, MS)は、患者を消耗させる神経疾患で、その発症原因は今のところ正確には分かっていない。ただし、女性は男性よりもMSの発症リスクが高いことは知られている。

今回の新たな研究によって、MS発症のリスクファクターとしてビタミンDの不足が発見された。この研究は、Neurology誌上で発表された。

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