健康科学速報

ヘルスケア分野の科学技術の海外ニュースを伝えます。

カテゴリ: 感染

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多発性硬化症(MS)患者の脳サンプルと健常人のサンプルの分析によって、EBウイルスは両方に存在するものの、EBウイルスに感染した免疫細胞がMS患者の脳には、頻繁に多く存在することが明らかになった。

この研究は、Neurology: Neuroimmunology & Neuroinflammation誌に掲載された。

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ウイルスは様々な病気を引き起こす厄介な存在だが、研究者らはこのウイルスを使ってがんと闘う方法を作り出そうとしている。

ウイルスは、小さく、急速に増殖する能力を持った感染性の物質で、ほかの生物の細胞の中で生存することができる。これらは、どのような生態系にも存在し、どんな種類の生命体にも感染することができる。

一般的な風邪からクリミアコンゴ出血熱まで様々な症状を引き起こすことから、ウイルスは非常に危険な存在だ。

このウイルスの性質を利用することで、英国カーディフ大学の研究者らはがんを攻撃するためのウイルスを作り出そうとしている。

研究チームは、卵巣がんを攻撃するためのウイルスを「訓練」することに成功し、健康な組織を痛めることなくがんだけを殺すことができたという。

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mask_1


一般的な風邪という症状は、何千年も前から医学に知られているが、これまでに風邪の根本的な治療薬は得られていなかった。しかし、最近の新たな研究によって、これが実現するかもしれない。

一般的な風邪の症状は、大人で年に数回程度のペースで現れ、子供ではもっと頻繁に起こる。

今のところ、風邪を防ぐ方法というのは知られておらず、一旦感染すると治療する方法もない。

医学が高度に進歩した現在でも、風邪に対抗する方法の開発には成功していない。我々にできる処置は、風邪の症状を和らげて、過ぎるのを待つことだけだ。


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HIV_1

マラバウイルスMG1を用いることで、標準的な抗レンチウイルス療法が効かないHIV感染細胞を破壊できることが報告された。この方法が人間で機能すれば、HIVの根本的な治療に貢献するかもしれない。


University of Ottawaの研究者らは、抗がんウイルスの研究で知られているが、彼らのひとつのチームは新たな標的であるHIVにその方法を応用した。

彼らは、マラバウイルス(Maraba virus)であるMG1が、既存の抗レンチウイルス療法の効かないある種のHIV感染細胞を標的にし、破壊できることを発見した。この論文はJournal of Infectious Diseases誌に掲載された。もしこの技術が人間に応用できれば、HIVの根本的な治療法として利用できるかもしれない。

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mask_1


インフルエンザは誰にとっても避けたいものだが、特に多発性硬化症の人々において、インフルエンザは病気を再発させることがある。新たな研究がこのメカニズムを明らかにした。


多発性硬化症


多発性硬化症(Multiple Sclerosis, MS)は、異常な免疫反応によって起こる慢性疾患で、中枢神経のミエリン鞘が免疫系による攻撃を受けることで発症する。

ミエリン鞘が傷つくと、その内側にある神経細胞の機能が損なわれ、脳や脊髄での信号伝達が影響を受ける。MSの症状として、痺れ、体の痛み、筋肉の弱化、運動機能の障害などが現れる。再発寛解型MSは、最も広く見られるMSで、症状の発現と消失が繰り返し起こる。

以前の研究により、インフルエンザや他の呼吸器での感染症がMS患者の症状を再発させるリスクを高めることが報告されていたが、そのメカニズムは不明であった。

そこで、Illinois大学の研究者らは、遺伝的に脳や脊髄で免疫系による攻撃が起こるマウスをMSモデルとして、このメカニズムを研究した。この成果は、今年八月にPNAS誌に発表された。

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