健康科学速報

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カテゴリ: 感染


HIV_1

マラバウイルスMG1を用いることで、標準的な抗レンチウイルス療法が効かないHIV感染細胞を破壊できることが報告された。この方法が人間で機能すれば、HIVの根本的な治療に貢献するかもしれない。


University of Ottawaの研究者らは、抗がんウイルスの研究で知られているが、彼らのひとつのチームは新たな標的であるHIVにその方法を応用した。

彼らは、マラバウイルス(Maraba virus)であるMG1が、既存の抗レンチウイルス療法の効かないある種のHIV感染細胞を標的にし、破壊できることを発見した。この論文はJournal of Infectious Diseases誌に掲載された。もしこの技術が人間に応用できれば、HIVの根本的な治療法として利用できるかもしれない。

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インフルエンザは誰にとっても避けたいものだが、特に多発性硬化症の人々において、インフルエンザは病気を再発させることがある。新たな研究がこのメカニズムを明らかにした。


多発性硬化症


多発性硬化症(Multiple Sclerosis, MS)は、異常な免疫反応によって起こる慢性疾患で、中枢神経のミエリン鞘が免疫系による攻撃を受けることで発症する。

ミエリン鞘が傷つくと、その内側にある神経細胞の機能が損なわれ、脳や脊髄での信号伝達が影響を受ける。MSの症状として、痺れ、体の痛み、筋肉の弱化、運動機能の障害などが現れる。再発寛解型MSは、最も広く見られるMSで、症状の発現と消失が繰り返し起こる。

以前の研究により、インフルエンザや他の呼吸器での感染症がMS患者の症状を再発させるリスクを高めることが報告されていたが、そのメカニズムは不明であった。

そこで、Illinois大学の研究者らは、遺伝的に脳や脊髄で免疫系による攻撃が起こるマウスをMSモデルとして、このメカニズムを研究した。この成果は、今年八月にPNAS誌に発表された。

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抗体の配列を含むDNAを投与することで、抗体医薬を安価に利用できる可能性が示された。Wistar Instituteの研究チームが、Nature Communications誌に発表した。

抗体医薬は、製造や保存に係るコストが高いことから、医療応用する上での費用が高いという問題がある。今回の研究成果は、費用の高い抗体の代わりに、そのDNA配列を利用できる可能性を示している。

これにより、抗体医薬の抱える高い費用などの問題に対する解決策がもたらされるかもしれない。

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dna_chuusya
ジカウイルスに対するDNAワクチンの初期の臨床試験が行われ、期待の持てる結果が得られた。New England Journal of Medicine誌上で発表された。

ジカウイルスは、妊婦が感染すると、その新生児に小頭症を引き越すことで知られている。今回の臨床試験では、Inovia Pharmacceuticalsと、GeneOne Life Scienceにより開発された抗ジカウイルスDNAワクチンが試された。

今回のDNAワクチンは、ジカウイルス抗原を含むプラスミドDNAで、40人の患者は皮下に三回DNAワクチンを投与された後、プラスミドDNAを細胞内へ導入するために、電流による刺激を与えられた。これによって、プラスミドDNAから細胞内でジカウイルス抗原が翻訳される。

今回の臨床試験では、すべての患者で抗ジカウイルス抗体が体内に産生されることが確認された。

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エイズ


米国NIHと製薬会社Sanofiは、HIVに対する新規抗体を共同開発した。この人工的に作製された抗体は、HIVの変異株のうち、99 %の株に対して効果があるという。

この人工抗体の臨床応用を目指して、2018年には臨床試験が始まる見込みだ。

この研究成果は、Science誌に掲載された。

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