健康科学速報

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カテゴリ: 病因

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慢性疲労症候群(Chronic fatigue syndrome)の原因は未だ謎に包まれている。新たな研究が、この病気と甲状腺ホルモンの低下との関係を明らかにした。

アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によれば、アメリカ合衆国では836,000人から250万人が慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎としても知られる)を患っている。

慢性疲労症候群は、非常に強い疲労感が特徴で、痛み、めまい、集中力の欠如を伴うこともある。

この疾患はしばしば生活の質の大幅な低下につながるにも関わらず、多くの人は公式な診断を受けることができず、病気の原因が不明なこともあって必ずしも適切な治療を受けることもできない。

そのため、この症状を特徴づける生物学的なメカニズムの解明に向けて研究が進められている。

最近、オランダとスペインの共同研究グループがこの病気に関する新たな説を発表した。

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酸素センサーとして働くタンパク質であるHIF-1αが免疫B細胞の活動を制御し、多発性硬化症などの自己免疫疾患で炎症を防いでいることが報告された。

この論文は、Nature Commjnications誌に掲載された。

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酸化ストレスに関わる酵素を阻害することで、神経細胞の損傷が軽減され、新たな神経細胞の形成が促進されることが多発性硬化症(MS)のモデル動物で示された。

さらに、神経細胞を保護するミエリン鞘を作り出す細胞を増やす効果も確認された。研究チームは、動物実験として進行型MSのモデルマウスを用いた。

この研究の論文は、NeuroReport誌に掲載された。

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カナダでの研究により、カルネキシン(calnexin)と呼ばれるタンパク質が過剰になることで、多発性硬化症(MS)の患者の血液脳関門が壊される可能性が示された。

この発見は、MSでの脳の損傷を防ぐための新しい治療戦略につながるかもしれない。

この研究は、JCI Insight誌に論文が掲載された。

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新たな研究により、若い時期に日光を多く浴びることによって、後の多発性硬化症の発症を防げる可能性が示された。


多発性硬化症(MS)は、免疫システムが健康な中枢神経の細胞を攻撃することによって起こる自己免疫疾患で、神経細胞を覆うミエリンが破壊される。科学者らは、この病気の発症に影響を与える因子を探してきた。

MSの患者では、病気の進行によって疲労や視覚障害、バランス障害などが起こり、生活の質が徐々に低下する傾向にある。

この病気の正確な原因は分かっていないが、リスク因子としては、遺伝的要素やライフスタイル、環境因子が知られている。

また、性別(女性が男性よりもMSを発症しやすい)、喫煙、ビタミンDの不足もリスク因子とされている。

カナダのBritish Columnbia大学の研究チームは、新しい論文の中でMSのリスクを下げるかもしれない因子を明らかにした。それは、特に女性において、子供時代と青年期をどこで過ごしたかということだ。

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