健康科学速報

ヘルスケア分野の科学技術の海外ニュースを伝えます。

カテゴリ: 神経・認知

suicide_1
自殺は日本の死因第7位で、特に15歳から39歳までは死因のトップになっている。自殺のリスクが高い人を予測できれば、自殺をする前に救いの手を差し伸べることができるかもしれない。ピッツバーグ大学らの共同研究チームは、脳イメージングと人工知能を組み合わせることで、自殺しそうな人を見つけ出す手法を開発した。

自殺のリスクファクターは、うつ、不安、ストレス、精神障害歴や薬物乱用歴などがある。また、自殺のサインとして、攻撃性の増加、孤立、アルコールや薬物使用の増加、自殺について話す、他人の重荷となる等がある。しかし、その人が本当に自殺を試みるかどうかは心の中を覗いてみないことにはわからない。

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marijuana
マリファナ(大麻)使用と性的活動の関係は、これまで明らかでなかったが、大規模な調査によりマリファナを常用すると性的活動が活発になることが強く示唆された。この論文は、Journal of Sexual Medicineに掲載された。

National Institute on Drug Abuseの2015年のレポートによれば、約2200万人が過去一か月間にマリファナを使用したという。このようにマリファナ使用は非常に一般的だが、マリファナと性的満足度の関係についてはこれまで科学的な調査がなされてこなかった。

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vaccine
イギリスとスイスの共同研究チームは、ウイルス粒子と破傷風エピトープを用いた新たなワクチンを開発し、モデル動物実験で新ワクチンが乾癬、猫アレルギー、およびアルツハイマー病予防に有効であることを示した。この成果は、Nature Vaccines誌に発表された。

ワクチンは、病気の原因となっている病原体などの抗原を体内に入れることで、免疫系による抗体の産生を促し、感染症などに対する免疫を獲得する方法だ。同様のメカニズムを利用し、様々な病気の原因となっているタンパク質などの抗原に対する抗体を体内に産生させることで、感染症以外の病気の治療に応用できる。ワクチンは、直接抗体を入れるのに比べて、継続的な効果が期待できる点やコストが低い点などの利点がある。

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Johns Hopkins大学の研究者らは、脳のワーキングメモリ(作業記憶)を改善する効果的なトレーニング方法を発表した。

ワーキングメモリとは、一時的に情報を保管して操作する機能のことで、我々が学校や仕事などの日々の生活で使っている。ワーキングメモリは読解力や数学力に関連する重要な脳の機能で、ワーキングメモリを改善することで、学習や仕事の効率を上げられるかもしれない。

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kinoko
通常の治療法が効かない重度のうつ病患者には、キノコ由来の精神作用成分が治療に有効かもしれない。

Imperial College Londonの研究チームは、キノコ由来の分子であるpsilocybinの有効性を19人の重度うつ病患者で検証した。Psilocybinは、向精神薬と類似の作用を持ち、脳内の”幸せホルモン”であるセロトニン受容体を活性化する。

患者による問診により、psilocybin投与から一週間後には、19人の患者全員でうつ症状の大幅な改善がみられ、5週間後でも19人中12人の患者で効果が持続していた。

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