健康科学速報

ヘルスケア分野の科学技術の海外ニュースを伝えます。

カテゴリ: 生活習慣病

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糖尿病の治療法確立を目指す臨床試験DiRECTの一年目の結果が公表された。その結果によれば、厳密な体重制限さえすれば、投薬治療なしでも半数の患者で症状の寛解が得られたという。


今回の臨床試験、Diabetes Remission Clinical Trial (DiRECT)は、Newcastle UniversityのTaylor教授らによって行われた。最近、The Lancet誌に掲載された論文では、厳密な体重管理をプライマリーケアの支援の下で行えば、Ⅱ型糖尿病の寛解が得られる可能性が示された。

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シナモンの香り成分であるシナムアルデヒドが、脂肪細胞に作用して脂肪の代謝を促進することが解明された。 

Michigan大学の研究チームは、シナモンの成分であるシナムアルデヒド(cinnamaldehyde)が、人間の脂肪細胞に及ぼす影響についての研究をMetabolism誌に発表した。以前の研究により、シナムアルデヒドがマウスの肥満や高脂血症を抑えることが知られていたが、今回の研究ではその作用メカニズムに焦点が当てられた。


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造血幹細胞に存在するあるタンパク質を増加させることによって、免疫系の膵臓のインスリン産生細胞への攻撃を止めさせることで、Ⅰ型糖尿病を治療することが可能になるかもしれない。


Boston Children's Hospitalの研究者らは、造血幹細胞中のPD-L1と呼ばれるタンパク質の産生を増加させることで、糖尿病モデルマウスの高い血糖値の症状が打ち消されることを見つけ出した。この成果はScience Translational Medicine誌に発表された。


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塩分の過剰摂取が高血圧を引き起こすことは良く知られているが、新たな研究によって、腸内細菌がこれを防ぐ可能性があることが報告された。


ドイツとアメリカの共同研究チームは、ある種の健康に良い腸内細菌(プロバイオティクス)が食塩を多く含む食事にどのように影響するかを研究し、プロバイオティクスに高血圧を防ぐ効果があることをNature誌で発表した。


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新たな研究によって、アスプロシン(asprosin)と呼ばれるホルモンが脳内で空腹を感じさせるメカニズムが解明された。この発見は、肥満や体重過多の治療に役立つかもしれない。


アスプロシンの発見と機能


アスプロシンは、脂肪から産生されるホルモンで、肝臓でグルコースの血中への放出を促すことにより、血糖値を制御している。

このホルモンは、2016年に新生児早老症様症候群(Neonatal progeroid syndrome, NPS)患者の研究の中で発見された。

NPSは、非常に稀な遺伝病で、症状の一つとして体脂肪が蓄積できないことから異常に痩せているという特徴がある。研究者らは、NPS患者の持つ遺伝子変異として、アスプロシンの機能が失われるものがあることを突き止めた。


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