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コンピュータからのブルーライトを疲れ目の原因として、多くの対策グッズが出回っていますが、実はこれには科学的な根拠が薄いようです。

以下は2017年8月のAmerican Academy of Opthalmology(アメリカ眼科アカデミー)のウェブサイト記事からの翻訳です。


ブルーライトについて心配するべきか


コンピュータ、テレビ、スマートフォン、タブレットなどの画面を何時間も凝視する時、あなたはブルーライトを浴びることになる。しかし、これらのデジタルデバイスからのブルーライトが目に有害であるという科学的な証拠はない。

コンピュータなどの画面を見ると、目の不調を感じる人もいるかもしれないが、それはデジタル機器による眼精疲労(digital eyestrain)によるものと考えられる。American Academy of OpthalmologyのスポークスマンであるKhurana医師は、「ほとんどの人は画面を見る時にまばたきが少なくなるので、これが眼精疲労とドライアイを引き起こします」と言う。

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ブルーライトは、我々が持つ覚醒と睡眠の周期である概日リズムに影響を与えることは知られている。日中は、ブルーライトは我々を目覚めさせ、刺激する。しかし、夜遅くにスマートフォンやタブレットやコンピュータからのブルーライトに当たりすぎると、眠りにつくのが難しくなる。

そのため、Khurana医師は、就寝前にはコンピュータ画面を見るのを二、三時間に制限することを推奨する。さらに、多くのデバイスが、夕方以降のブルーライトを最小化する夜間の設定を備えている。

「ブルーライトとコンピュータやスマートフォンとを関連づける人もしばしばいますが、ブルーライトのもっとも大きな発生源は日光です。その他にも、蛍光灯やLEDライトなどもブルーライトの発生源です。コンピュータ画面から受けるブルーライトの量は、日光から受ける量よりもはるかに少ないのです太陽からのブルーライトよりもコンピュータのブルーライトのほうが目に悪いといったこともありません」と彼は言う。

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「太陽からの紫外線を浴びすぎると、白内障、目の腫瘍やがんなどのリスクを高めますが、ブルーライトについてはよくわかっていません。その効果はまだ研究段階です。結論として、証拠がないにも関わらずブルーライトへの対策を講じることは、ブルーライトそれ自体よりも有害な結果になるかもしれません。ブルーライトに対する防止的措置をとるには、まだ明らかでないことが多く、予想外の結果を招きかねないのです」とKhurana医師は説明する。

いくつかの研究では、子供時代に日光への曝露が不十分だと視覚の成長に影響することが示唆されている。最近の研究では、日光を十分に浴びないと、十代や若者での近視のリスクを高めるという報告もある。

ブルーライトによる眼精疲労から目を守るベストの方法は、“20-20-20”ルールによる定期的な休憩を取ることだ。このルールは、20分毎に20フィート(6メートル)以上離れた場所にある物を20秒以上見るというものだ。また、目が乾いたと感じる時には、目薬を差すことも有効だ。
ブルーライトから目を守るというメガネは、有効であるという証拠がないため、避けるべきだとKhurana医師はアドバイスする。American Academy of Opthalmologyでは、コンピュータ用のいかなる特殊なメガネも推奨していない。