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ジカウイルスに対するDNAワクチンの初期の臨床試験が行われ、期待の持てる結果が得られた。New England Journal of Medicine誌上で発表された。

ジカウイルスは、妊婦が感染すると、その新生児に小頭症を引き越すことで知られている。今回の臨床試験では、Inovia Pharmacceuticalsと、GeneOne Life Scienceにより開発された抗ジカウイルスDNAワクチンが試された。

今回のDNAワクチンは、ジカウイルス抗原を含むプラスミドDNAで、40人の患者は皮下に三回DNAワクチンを投与された後、プラスミドDNAを細胞内へ導入するために、電流による刺激を与えられた。これによって、プラスミドDNAから細胞内でジカウイルス抗原が翻訳される。

今回の臨床試験では、すべての患者で抗ジカウイルス抗体が体内に産生されることが確認された。

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さらに研究チームは、ワクチンを投与された患者から血液を採り、ジカウイルスに感染した免疫不全マウスに投与した。ワクチン投与前の血液を投与されたマウスはジカウイルスにより死に至ったが、ワクチン投与後の血液を投与されたマウスは、ジカウイルスに抵抗性を示し、ワクチンの有用性が示された。

今後は、さらに進んだステージの臨床試験が行われる予定だが、被験者に妊婦を含めるかどうかという問題も指摘されている。

【論文】
Safety and Immunogenicity of an Anti-Zika Virus DNA Vaccine - Preliminary Report (New England Journal of Medicine)

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