健康科学速報

ヘルスケア分野の科学技術の海外ニュースを伝えます。

2018年02月

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多発性硬化症(MS)の治療薬として広く使われるβ‐インターフェロンの潜在的な副作用が、包括的な研究で明らかにされた。


この研究は、再発寛解型MSに対するβ‐インターフェロンの潜在的な副作用を明らかにすることを目的に行われた。1995年から2008年までのカナダ、ブリティッシュコロンビア州のMS患者2000人の医療記録が分析された。

研究の結果、β‐インターフェロンを用いたMS治療によって、心臓発作、片頭痛、うつ病、血液の異常のリスクが上昇することが明らかになった。

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神経細胞


多発性硬化症は、筋肉の弱化、視覚障害、麻痺などの症状が出る自己免疫疾患だ。今のところ、治療は症状の緩和を中心としているが、根本的な治療に向けた研究が続けられている。


多発性硬化症(MS)の根本的な原因は未解明であるが、一つの特徴として神経細胞の脱ミエリン化がある。

この脱ミエリン化のプロセスでは、免疫系が神経細胞を保護するミエリンを攻撃して損傷させる。この損傷の結果、神経細胞の間のシグナル伝達が妨害され、視覚や筋肉での症状が現れる。したがって、MSの研究者らが挑戦する目標の一つは、効率的に再ミエリン化を促す方法を探すことである。

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男性ホルモンであるテストステロンと免疫システムの関係の研究を通して、多発性硬化症を防ぐかもしれない新たな分子が発見された。


Proceedings of the National Academy of Science誌に発表された論文で、ノースウェスタン大学の研究チームがメスのマウスで多発性硬化症の症状を取り除く”保護分子”を発見したことを報告した。

多発性硬化症(MS)は、免疫細胞が神経細胞の周囲を保護するミエリン鞘を攻撃することにより発症する。症状は多岐にわたり、運動制御の失調、筋肉の弱化、痛み、感覚器の乱れ、認知機能の不全などが含まれる。

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新たな研究によって、適度な飲酒は脳の老廃物の除去を助けるという結果が明らかになった。飲酒を楽しむ人にとっては朗報になるかもしれない。


University of Rochester Medical Centerの研究グループは、一日あたりグラス二杯半の飲酒に相当するアルコールを摂取すると、脳の炎症が抑えられることを明らかにした。

さらに、脳の老廃物を排出する仕組みであるグリンファティックシステム(glymphatic system)の働きも適度なアルコール摂取によって向上した。

しかし、過剰なアルコール摂取はグリンファティックシステムの働きを阻害し、脳の炎症を引き起こした。

研究を主導したMaiken Nedergaard博士は、この論文をScientific Reports誌に発表した。

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