健康科学速報

ヘルスケア分野の科学技術の海外ニュースを伝えます。

2017年12月

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フィンランドの女性を対象に行われた大規模調査によって、 ビタミンD不足が多発性硬化症の発症リスクを高めることが示唆された。ビタミンDは、この病気の発症を予測するための有用なマーカーになるだろう。一方で、ビタミンD不足を解消することで、発症リスクを下げられるかもしれない。


多発性硬化症(Multiple Sclerosis, MS)は、患者を消耗させる神経疾患で、その発症原因は今のところ正確には分かっていない。ただし、女性は男性よりもMSの発症リスクが高いことは知られている。

今回の新たな研究によって、MS発症のリスクファクターとしてビタミンDの不足が発見された。この研究は、Neurology誌上で発表された。

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ある免疫に関わる分子が、より重症の多発性硬化症を見つけるためのマーカーになる可能性が報告された。 この発見は、重症化する可能性の高い患者への個別化医療に役立つかもしれない。


多発性硬化症


多発性硬化症(Multiple Sclerosis, MS)は、脳と脊髄からなる中枢神経で起こる慢性的な疾患で、その原因には未知の部分が残り、治療法は未だ限られている。

MSでは、神経細胞の軸索を覆う脂質組織であるミエリンが傷つくことによって信号伝達が阻害され、筋肉の弱化やバランスの障害が問題として表れる。

症状は患者ごとに大きく異なっているが、一般に歩行障害、視覚障害、極度の疲れ、鬱などが含まれる。

MSの原因は、自己免疫反応と考えられているが、なぜ免疫系が突如としてミエリンを襲うのかは理解されていない。また、その症状の重篤さは比較的良好なものから重症なものまであり、予想することは困難である。


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