健康科学速報

ヘルスケア分野の科学技術の海外ニュースを伝えます。

2017年10月

kinoko
通常の治療法が効かない重度のうつ病患者には、キノコ由来の精神作用成分が治療に有効かもしれない。

Imperial College Londonの研究チームは、キノコ由来の分子であるpsilocybinの有効性を19人の重度うつ病患者で検証した。Psilocybinは、向精神薬と類似の作用を持ち、脳内の”幸せホルモン”であるセロトニン受容体を活性化する。

患者による問診により、psilocybin投与から一週間後には、19人の患者全員でうつ症状の大幅な改善がみられ、5週間後でも19人中12人の患者で効果が持続していた。

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はじめに


このページは、学振DCやPDの申請書を初めて書く人を想定して、その作成の要領が簡単にわかるようなものを目指して書きました。僕はこれまで、学振DCやPDの申請書を幾度か作成してきましたが、申請書って、結構時間を取られて、研究に使える時間を削られますよね。

効率的に書類を作成し、面倒くさい申請書を手際よく片付けて、早く研究に戻りましょう。

学振DC/PDの申請書は主に、「現在までの研究」「これからの研究計画」「受入先選定理由(PD、海外PD)」の三つのセクションから成っています。本稿では、「現在までの研究」について、効果的な書き方を考えましょう。


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制がん因子であるp53は、DNA修復、アポトーシス(プログラム細胞死)や細胞周期の停止などに関与しており、発がんを防ぐ役割を果たしている。p53の変異が発がんにつながることは広く知られているが、今回、Stanford大学の研究チームによって、発癌を抑えるp53の変異も存在することが報告された。Cancer Cell誌上で発表された。

研究チームは、マウスの腎臓がんにおいて、p53が持つtranscriptional actication domain (TAD)の変異の影響を調査したところ、変異体のひとつであるp53-TAD2が発がんをより強力に抑える「超制がん因子」として働くことを見出した。

制がんメカニズムとして、p53-TAD2は、その下流の因子であるPtpn-14を活性化し、それが発癌因子であるYapを抑制することが明らかにされた。

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抗体の配列を含むDNAを投与することで、抗体医薬を安価に利用できる可能性が示された。Wistar Instituteの研究チームが、Nature Communications誌に発表した。

抗体医薬は、製造や保存に係るコストが高いことから、医療応用する上での費用が高いという問題がある。今回の研究成果は、費用の高い抗体の代わりに、そのDNA配列を利用できる可能性を示している。

これにより、抗体医薬の抱える高い費用などの問題に対する解決策がもたらされるかもしれない。

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学振DCやPDの面接は、非常に短い時間の中で自分の研究をアピールしなければいけません。僕が海外PDの面接に行ったときの面接時間は、4分間の発表と1分間の質疑応答でした。これは、僕が今までにやったことのあるプレゼンテーションの中で、一番短いです。

一般にプレゼンテーションは、持ち時間が短ければ短いほど、難易度が高くなっていきます。スライドや話の構成を入念に工夫しないと、4分間という短い時間の中で、必要な話を伝えきることができないからです。

良いプレゼンを行って、選考委員の先生方に自分の「売り」を理解してもらい、高い評価につなげましょう。今回は、学振DC/PD面接で、分かりやすいプレゼンを行うために僕が行った工夫を挙げてみたいと思います。


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