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片頭痛の原因については、その大部分が未解明です。しかし、最近の研究によれば、一日三杯以上のカフェイン入り飲料を摂ると、その日の片頭痛リスクが上がるという結果が報告されています。

片頭痛は、一次性頭痛に分類されます。「一次性」とは、つまり原因が不明であるという意味です。

ただし、片頭痛が起こるきっかけは多くの人が認識しており、天気の変化、睡眠、ストレス、ホルモン、薬、運動、食事などが代表的な例として挙げられます。

カフェインについては、片頭痛を引き起こすかどうかはその摂取量が重要だと考えられています。American migraine foundationによれば、少量のカフェイン摂取によって片頭痛を軽減できる人もいます。しかし、日常的なカフェインの摂取で片頭痛の頻度が上がる人もいます。

片頭痛に対するカフェインの作用については、これまで科学的な調査は少なかったのですが、最近The American Journal of Medicine誌に論文が発表されました。


一日三杯以上のカフェイン飲料で片頭痛が起きやすくなる


この研究では、98人の片頭痛持ちの人を対象としました。被験者は、6週間の間、毎日朝夕に記録を付けました。この記録には、運動、カフェイン、アルコール、ストレス、睡眠の質、そして頭痛についての情報が含まれています。

カフェインについは、コーヒー、お茶、清涼飲料、エナジー飲料などからのすべてのカフェイン摂取量が記録されました。

この記録をもとに、片頭痛の発生とカフェインの摂取量についての関連が調べられました。

統計的な検討によって、一日一杯か二杯のカフェイン飲料は、その日の片頭痛の発生率に影響しませんでしたが、三杯以上になると発生率が有意に上昇しました。

この結果は、アルコール摂取やストレスなどの他の因子を考慮したうえでも同様でした。

また、逆に、片頭痛を緩和するために被験者がカフェイン飲料を飲んだ可能性も検証されました。しかし、三杯以上のカフェイン飲料を飲むと、当日だけでなく次の日の片頭痛発生率も上昇していたことから、この量のカフェインが片頭痛を防ぐという効果はなさそうでした。

この結果を見ると、片頭痛にならないためには、カフェイン飲料はほどほどにしておいた方が良さそうです。



参考:How many caffeinated drinks does it take to trigger migraine?