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リンゴやイチゴなどのフルーツに含まれる天然成分フィセチンが老化を遅らせるという研究結果が発表されました。

老化の重要な過程として、細胞老化が知られています。

細胞老化の段階に入った細胞は、それ以上分裂したり増えたりすることができません。

老化した細胞は自ら免疫細胞に対してシグナルを出し、自分自身を排除するように免疫細胞に指示します。

若い人の体では、老化した細胞を簡単に取り除くことができますが、年をとるとともにこの「掃除」が難しくなってきます。

老化した細胞の蓄積が進むと、臓器の不全につながる危険があります。

以前の研究により、セノリティック(senolytics)と呼ばれる分子が老化する細胞の掃除と老化の防止を助けており、寿命を延ばして健康を促進するという報告がありました。

研究チームによれば、年齢を重ねた後であっても、セノリティックは老化した細胞を減らす効果があります。

彼らはさらに研究を進め、どのセノリティックが最も老化を遅らせるのに効果があるかを検証しました。

この成果は、EBioMedicine誌に発表されました。



フィセチンが老化を防止する


研究チームは、10種類のフラボノイドについて、効果を検証しました。フラボノイドは、抗酸化作用を持つことが知られています。

評価したフラボノイドの中で、フィセチン(fisetin)と呼ばれる化合物が最も高い効果を示しました。フィセチンは、リンゴ、イチゴ、玉ねぎ、キュウリなどに含まれる天然の物質です。

フィセチンを老化したマウスに与えたところ、老化した細胞が減少し、寿命が延び、健康状態が改善しました。

fisetin
フィセチン

研究チームによれば、この結果に基づいて健康寿命をさらに伸ばせる可能性があるそうです。

ただし、最適な摂取量などについて、さらに研究が必要だということです。






参考:A compound found in apples can slow down aging