アルツハイマー病を予防するワクチン

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イギリスとスイスの共同研究チームは、ウイルス粒子と破傷風エピトープを用いた新たなワクチンを開発し、モデル動物実験で新ワクチンが乾癬、猫アレルギー、およびアルツハイマー病予防に有効であることを示した。この成果は、Nature Vaccines誌に発表された。

ワクチンは、病気の原因となっている病原体などの抗原を体内に入れることで、免疫系による抗体の産生を促し、感染症などに対する免疫を獲得する方法だ。同様のメカニズムを利用し、様々な病気の原因となっているタンパク質などの抗原に対する抗体を体内に産生させることで、感染症以外の病気の治療に応用できる。ワクチンは、直接抗体を入れるのに比べて、継続的な効果が期待できる点やコストが低い点などの利点がある。

ナノダイヤモンドの歯根治療への応用 臨床試験で実証

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UCLAの研究グループは、歯の根管治療にナノダイヤモンドを用いることで細菌の感染を防ぎ、患者の回復を助けられる可能性を臨床試験で証明した。

歯の根管治療は、歯の内部の神経や血管が炎症や感染を起こした際に、これを取り除いて清掃し、詰め物をする治療だ。この際に重要なのは、感染性の物質をできるだけ取り除くことだ。歯科医は、ゴムの一種であるガッタパーチャを歯に詰めることで感染を防止するが、治療の際や治療後に最近が侵入することで再び感染が起こることがある。

新たな乳がんのリスク遺伝子が特定される

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乳がんのリスクファクターとなる遺伝子についての研究論文が、2報発表された。一本目のNature誌に発表された論文では、10万例を超える乳がん患者について遺伝子型が調査され、65の新たな遺伝子変異が発がんリスクに関連するものとして同定された。

もう一方のNature Geneticsに発表された論文では、Estrogen受容体(ER)陰性の乳がんに限定して研究が行われ、関連するものとして10の遺伝子変異が特定された。ER陰性の乳がんは陽性のものよりも例数は少ないが、予後が悪いことが知られている。

肥満が乳がんを悪性化させるメカニズム

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乳がんは米国において皮膚がんに次いで女性に多く見られるがんである。2017年には25万人が新たに乳がんを発症し、4万人がこの病気で死亡すると推定されている。乳がんによる死の原因の多くは、肺や骨などの他の臓器への転移によるものだ。

肥満は良く知られた乳がんのリスクファクターである。更年期を迎えた女性のうち、肥満の人は健康的な人に比べて20から40 %ほど乳がんにかかるリスクが大きいことが知られている。また、肥満は乳がんの転移を引き起こしやすく、生存率を下げることも知られていた。しかしながら、そのメカニズムについてはこれまで明らかにされてこなかった。

ドイツの研究グループは、あるサイトカインによってacetyl-CoA-carboxylase 1 (ACC1)の活性が低下することが、肥満によって乳がんの転移が促進されるメカニズムであることを突き止め、Cell Metabolism誌上で発表した。

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